気の所為

f:id:kenji-hazama:20170119210312j:plain先週末、実家への帰省のその足で、島根県出雲大社へ参拝して来た。

 

正直なところ、幼少のころからの記憶を辿ってみても、それまで出雲大社に行ったという記憶がまるでない。

 

実家から距離はそれほど離れていないし、我が郷里はどちらかと言えば出雲大社に崇敬の念を持たれている方が多い地域でもある。

 

母方の祖母などはこれまでに何度も参拝に訪れている。

 

お参りしようと思えばいつでも行けたはずなのだが、これまで行ったことがないというのは不思議と言えば不思議であった。

 

それでも、出雲大社からほど近い日御碕の灯台を見に行ったことだけは微かに覚えている。

 

稲佐の浜ウミネコの鳴き声と波音を聞いて、少し懐かしい気持ちがしたのはそのせいだろうかと一瞬思ったが、ただの気のせいかもしれない。

 

三が日から慌ただしく動いていたため、これが今年の初詣となったわけだが、積年の思いを込めると共に、感謝の念で静かにお参りさせていただいた。

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それにしても、大社造りというのは本当に威厳がある。

 

床が高い構造、そして切妻造の妻入のため正面から千木が天にそびえる姿が見られるというのも良い。

 

檜皮葺の屋根の曲線も美しく、なにより自然との一体感がある。

 

松江市神魂神社などはそのお社の佇まいが周りの自然と完璧に調和し、その場にいるだけで圧倒されてしまうほどの荘厳さを醸し出している。

  

人工のものと自然とが完全に調和することで、人口のものも「また」自然に還る。

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出雲大社参拝後、灯台の辺りまで行ってみようかと稲佐の浜から北へ県道29号線を日御碕に向って走る道中、素晴らしい光景に出会う。

 

雲間から幾本もの光が冬の日本海に降り注ぐ。

 

出雲大社への参拝直後にこのような神々しい光景に出会えるとは出来すぎと言えば出来すぎであるが、それはまさに感動的な美しさであった。

  

そうか、この光景を見せるために今日参拝させて下さったのか。

 

いや、ただの気のせいだろう。

 

しかしそれでも、今日のこの日に参拝できて良かったとしみじみ思うのである。