春のにほひ

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各地で桜が満開のようですね。

 
  

桜の見頃というのは一瞬だなといつも思うのですが、

その時に決まってスペインの「人間の塔」の絵が

頭に浮かびます。

 
 

桜が満開になるというのは、塔の頂上に人が立ち、

手を上げた瞬間に似ているなと。

 
 

「その時」までに徐々に高まっていき、

その瞬間を過ぎると後は崩れるのみ。

 
 

散る花弁の余韻を楽しみながらも、そこには

すでに祭りの後のような寂しさがあるという。

 
 

その瞬間しかないという一回性が

人の心を捉えるのかもしれませんね。

 
 

ここ数年はゆっくりお花見する機会もなかなか

ありませんでしたが、通勤途中にある桜並木を

見ながら、「手を上げた瞬間」を見られる喜びを

密かに感じたりしているのです。